F.Chopin 24Preludes (ショパン24前奏曲)

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ショパンの前奏曲 Op.28(Chopin 24Preludes)

この曲集の特徴は、多様性、表現の自由さが特質していること。

プレリュードの役割としては古くから、調律を確かめ、当該曲の次に続く調を聴衆に示す役割、楽器のタッチを確かめる役割などがある。鍵盤楽器他リュートなどに前奏曲が多いのはそのような背景からだ。
サイト五度圏 ハ長調ページに掲載のクレメンティの前奏曲と音階練習曲集の譜をご覧いただければ判るのですが右手は変らず、左のバス音が半音で降りていくいわゆるクリシェ進行そのものだといえる。またこのショパンの曲集も同様だが単一のモチーフによって作られた曲も多く即興の要素と結びついたプレリュード多い。18世紀後半から19世紀初頭において、前奏曲をモチーフにした即興演奏は盛んで、サロンなのでも演奏されていた。この時代はメインディッシュとなる曲の前に前奏曲を弾く事は一般的だった。

ショパンの時代においては、教育的目的を持った作品が多く出版されておりこのショパンの前奏曲 op.28もフンメルの長調と短調による24の前奏曲op.67や、クレメンティの前奏曲と音階練習曲集などのアイディアを引き継いで五度圏による配列をした非常に高等な教育目的としての価値が高い作品と云える。また前奏曲は、なんらかの規則に基づいて配列しているものが多くJ.Sバッハの平均律クラヴィーア曲集などは、
フィッシャーの影響を受け半音階進行の配列を使っている。このように様々な作曲家の作品に配列の工夫が見られる。

ショパンのプレリュードop.28とエチュードop.10、op25においてレンツやシューマンはプレリュードはエチュードの規模を小さくしたものだと捉えており私個人は、エチュードの為のいわゆる前奏曲集だと捉えている。
またこの曲集とバッハの平均律クラヴィーアの類似について書かれた文献は多く、特に、op28-1とバッハの平均律クラヴィアのハ長調の前奏の類似点は例として挙げられる事が多いのだが、私には24の調で作曲したという事以外類似があるようには思えない。

ショパンがバッハの熱狂的なファンで有ったこと。また、この曲集を作曲したマヨルカに持参した曲集がバッハの平均律クラヴィーアが唯一の譜だった事などが要因だがマヨルカから戻ったあと、平均律クラヴィーア曲集の改訂作業を行っている事から考えれば、この曲集を持参しなればならなかった理由も見えてくるような気がする。私としては、バッハがと言うより、この種のプレリュードは書き方がある程度決まっており、
「参考にサイトの五度圏ハ長調ページに譜の例を挙げておりますのでご覧くださればと思います。」どちらかといえば、クレメンティなどの影響が色濃く見え隠れしているような気がいたします。

もう一つこの曲集を勉強する上で、重視しなければいけない事として調性という概念を挙げておきたいと思います。ショパンの場合、標題をつける事を嫌った音楽家だった事などから、各調の響が与える調性というものに対しては特に気を配らなければいけないものだと思います。
弟子のレッスンに好んで使われたといわれる、クレメンティの「前奏曲と音階練習曲集」の響の類似性それから、推測に過ぎませんが、たぶんショパンの幼少時代の唯一のピアノフォルテ教則本であっただろうやはりクレメンティーのピアノ教則本と未完成に終わったショパンが書き上げようとしていたピアノ教則本の草稿との類似性の方がが重要だと思えるのです。

よってショパンピアノ奏方としては、ピアノ初心者から中級者を対象にショパンのピアノを弾くための参考になる資料及びショパン楽譜を紹介または提供していきたいと思います。
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